GOJARAPPE DAYS〜個人的な備忘録〜

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zoom RSS 地域おこしボランティア

<<   作成日時 : 2011/05/02 00:23   >>

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新潟から無事に帰宅。十日町市池谷集落での地域おこしボランティアに親子で参加。子どもは、ひとりでしゃべくっていて全く役立たずだったが。

新潟は、距離的にはそれほど遠くないはずなのだが、池谷で、異国にいるかのような時間を過ごしてきた。今年は、雪が多かったため、GWというのに、まだまだ雪景色。それでも2月の風景とくらべりゃ、春が来ていることは一目瞭然。

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あっちこっちから雪解けの水の音が聞こえるなか、桜も咲いていた。北国の春は一気にやってくるんだなぁ。

ボランティアといえば、今は、災害ボランティアが旬。皆さん被災地に向かってしまったらしく、GW中とはいえ、今回は我が家を含め3組の参加だった。そりゃ、そうだ。若くて時間のある人はどんどん被災地に行くといいと思う。私も子どもがいなければ泥だしにいっていたかもしれない。でも被災地は仕事でまたいくことになりそうな気もする。福島の農業の取材とかもっとしたいなぁ

今回は、天気も悪かったので、のんびりとお手伝いをした。お手伝いに行った集落の方の家で、お茶をよばれたとき、大きな引き出しつきの箱が廊下に無造作に置いてあった。ここのうちのお母さんがお嫁にきたときに持ってきたものだそうだ。なんの木でつくったのかはわからないが、古びてしまってはいるものの、それはそれは立派な箱だった。
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私ともう1人のボランティアさんとで、「こういうのなんていうんでしょうね」「んと、なんだっけな」などと話していてもらちがあかないので、お父さんに聞いてみた。
「この大きな箱みたいなものはなんていうんですか?」
「ああ、大箱だ」
「……」
たぶん、名前があるはずと食い下がって聞いてみたが、答えは
「大箱だ」
で終わってしまった。

がっくし。きっとなんか名前があるはずなんだけれどな。

この家には古い蔵もあり、大きな納屋もあった。納屋にはお膳やお椀の入っている桐の大きな箱も置いてあった。
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そのうちのいくつかを見せていただいたが、この写真はケヤキの木で作ったお膳だそうだ。同じ箱にはスギの木で作ったという一回り大きいお膳も入っていた。

スギのほうは一の膳、ケヤキの方は二の膳なのだそうだ。
「どう違うんですか?」と聞いたら
「一の膳にのり切らないごちそうを二の膳にのせる」んだそうで。要は大きいほうが一、小さい方が二ってこと。なんでケヤキよりスギのほうが格上なんだろうと勝手に思っていたのは単なる思い過ごしであった

事実はとてもシンプルだ。

家の中は、柱や建具はすべて漆塗りで、いまも変わらず輝きを放っていた。それは集落の人には当たり前のもので、「何塗りって言うんですか?」と聞いても、「漆塗りだ」という答えしか返ってこない。

いや、漆塗りはわかるんだけれど、「輪島塗りとか、山中塗りとかそういう名称はないんですか?」と聞いても
「ないなぁ」という答えが返ってくるばかり。

山の暮らしはなんて多様で豊かなんだろうと思う。かつて、上の学校に進学できるのは、山の子たちばかりだったと以前聞いたことがあるが、なるほど、山の豊かさとはこういうことかと思った。

一方で、今日は薪用に、山から切り出した木を運ぶお手伝いをしたのだが、数十センチに切っているとはいえ、木を動かす作業の大変なことよ。こういう日常の中に、石炭や石油が入ってきたら、そりゃ飛びつくな。それは当たり前のことだろう。

とはいえ、山の暮らしの多様性がこのまま失われてしまうのはあまりにももったいない。すべてを昔に戻すのは無理だろうけれど、いいところを取り入れながら新しい価値を作っていけるといいよね。

震災後の東北は、今後、中長期支援を模索することになると思うのだが、被災地の多くも過疎や高齢化が問題になっている地域。池谷でやっていることは、そのひとつの事例になるんじゃないかと改めて思った。

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