GOJARAPPE DAYS〜個人的な備忘録〜

アクセスカウンタ

zoom RSS わかちあうために

<<   作成日時 : 2011/04/06 22:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

取材の間、ちょっと思うことがあったので、覚え書き。

泊まっている宿で風呂に入っていたら、ある親子がはいってきた。風呂の湯温が熱くて、お子さんがはいるのをいやがっているのを「今度はいつお風呂に入れるかわからないんだから、入りなさい」と母親がさとしている。

どこから来たんですか?と聞くと、南相馬市で、津波で家が流されてしまったのだという。家は20km圏内で、立ち入りができないため、どうなっているのかも、何か残っているものがあるかどうかも確認しにすらいけないのだそうだ。

今は長野県に避難しているが、銀行の手続きで本人確認が必要なため、戻ってきて、昨日は親類宅、今日はこの宿に来たと教えてくれた。明日は8時間かけて、長野に戻るのだそうだ。

時間が経過しているためか、淡々と話してくれたが、「何もなくなったけれど、命だけはあったから」という言葉が重く響いた。お子さんに年齢を聞いたら、うちの子どもと同じ年齢だった……。

なんて言えばいいのだろうと思いながら、「そうでしたか。大変でしたね」とそれ以上の言葉が出てこなかった。他のご家族は?なんて質問すらできなかった。聞いちゃいけないような気がして……

別れ際口をついたのは「お気をつけて」だけ。だって、他になんていえる? 

こうしてふるさとを離れなければならない人がいる。言葉では言い尽くせないような思いを胸に離れていくという現実。

それは同じときを生きてる私たちもわかちあっていかなければならないんだなと思う。

そのために何ができるかはわからない。でも、少なくとも忘れちゃいけない。もちろん逃げてもいけない。

自分は言葉を商売にしているわけだから、伝えないといけないのかもしれないが、うまく言葉にならない。

言葉にならないもどかしさ含めて、忘れちゃいけないんだと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
わかちあうために GOJARAPPE DAYS〜個人的な備忘録〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる